あの頃から行きたかった場所へ

November 20, 2022

いきなりですが、私は今日からフランス・パリで新たに生活を始めます。

なぜフランスか。

遡ること7年前。

当時高校生だった私は、Youtubeで流行っていたアニメーションダンスにのめり込んでいました。 高校3年生になった時にふとフランス出身のダンサーのバトル動画を見つけ、『ヒップホップダンス』を目の当たりにしました。

彼から滲み出る動きの鋭さと溢れる音楽性に惹かれ、帰りのホームルームで何度も動画を再生していたのを憶えています。

2016

動画に出会った一年後に来日した彼のダンスを生で体感し、ヨーロッパのヒップホップダンスの良さを再確認。 フランス出身の彼がきっかけで、フランスを中心とするユーロヒップホップにすっかり夢中になっていました。

WDC 2016 with Waydi

2017

ユーロヒップホップにのめり込むきっかけとなったオランダ・アムステルダムのダンスバトルに挑戦。予選敗退。

日本にいるだけでは知り得なかった猛者を目の当たりにしたと同時に、この時パリのダンスシーンに初めて足を踏み入れ、ヨーロッパのダンスの芸術性の高さを再認識しました。

Paris in 2017

その後アメリカ・フィラデルフィアの大学に転校。 ヒップホップが生まれた国であるアメリカはヨーロッパとはまた違い、
ヒップホップが文化として生活に根付いていてダンスに限らずヒップホップの歴史自体に興味が湧くきっかけとなりました。

その後、日本に帰国。

なぜフランスにまた行くのか

まず日本がダンスにおいてどのくらいの立ち位置にいるかというと、「世界でダンス大国を3つあげるとしたら?」と聞くとアメリカ、日本、フランスと言う人が多い。
そのくらい日本のダンスシーンは盛んで、今でも海外から高い評価を受けています。

その背景には、ヒップホップが誕生して早い段階でヒップホップの第一人者が来日して技術を継承したことから、基礎となるスキルやクオリティの高さが世界の中でも一際秀でているという歴史があります。

ただ、ヒップホップという文化は生みの親であるアメリカや、移民が多いフランスで目覚ましい発展をし続けています。
同じ「ヒップホップ」というジャンルでもまるで別物のようにさえ感じるほど、文化は変容しています。

私は「今」のヒップホップの文化を体感し表現したい。
いずれは発祥地のアメリカへ渡りたいが、その前に自分がヒップホップに出逢うきっかけとなったフランスに行きたい。

そんな気持ちで今回の渡仏に踏み切りました。

また、今回は日本からフランスの会社へフルリモートで転職活動を行ったので、これについては生活が落ち着いたら備忘録としてnoteにシェアしようと思っています。

そして、嬉しいことに今年入籍したので独り身ではなく家族で新生活を始めることとなりました。

冬が近づいているのでみなさま暖かくするのを忘れず、お身体にお気をつけください。


Written by redryerye who loves mobile development and hip-hop.

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